サイト概要
「他人の私生活を、そのまま24時間。」この短い言い切りが、RealLifeCamというプロジェクトの性格をいちばんよく表している。カメラを据えた部屋で暮らす人たちの毎日が、途切れることなく配信され続ける。公式の紹介文には、2011年から続く試みであることと、「Real Life 24/7」という言葉が並ぶ。ジャンルとしてはライブセックスカムサイトに分類され、主役になるのは、その部屋で実際に生活している人たちだ。
公式がよくある質問の先頭に置いているのは、「ここに映っているのは誰なのか」「どんな設定のもとで暮らしているのか」「本人たちはカメラの存在を知っているのか」という点だ。映像だけでは分からない前提を、運営自身が説明の対象にしている。誰かの生活を目にするという行為の重さを、見る側に置き去りにしない姿勢がうかがえる。
24時間の生配信という形式は、見たい場面を選んで再生する作品とは性質が違う。生活の場である以上、カメラの前に誰もいない時間帯も当然ある。そうした場合の説明まで質問項目として用意されているところに、このプロジェクトの性格が出ている。起きることを待つ時間そのものが体験の一部であり、都合よく編集された見どころだけを受け取る場ではない。
会員の仕組みとしては、StandardとPremiumという二つの区分が用意されていると説明されており、StandardからPremiumへの移行や、支払い方法、退会の手続きについても同じ場所で触れられている。機能の名前としては、RLC ReplayやRLC Remoteといったものが並ぶ。暮らしの続きを見るという軸を保ったまま、関わり方の濃さをいくつかの段階に分けているわけだ。
向いているのは、自分から働きかけて場を作るよりも、流れている時間に身を置きたい人だろう。相手と会話を重ねて関係を育てる形のライブチャットとは違い、ここで起きるのは生活の延長であり、待つことや何も起きない時間も込みで受け取る姿勢が要る。常に誰かが映っていてほしい、演出された見せ場を短時間で味わいたいという人には、物足りなく感じられるかもしれない。
どの部屋から眺めるかは、暮らしの時間帯によって変わってくる。同じ部屋でも昼と夜とでは空気が違い、無人だった場所に翌日は人が戻っていることもある。だからこそ、ひとつの部屋を決めてしばらく流したままにし、気が向いたときに別の部屋へ切り替えるという付き合い方が自然だ。まずは気になる部屋をひとつ選び、そこに流れている時間をそのまま受け取ってみるところから始めればいい。



